【2024年最新】結婚したらもらえるお金は?手当や助成金まとめ
結婚で得られるお金って?結婚祝い金、結婚助成金、税金、社会保険など、結婚で得られる経済的なメリットを解説。結婚を控えている方必見!
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この記事を監修した専門家
補助金・助成金を専門とする行政書士として、補助金申請サポート実績300社以上を有する。
慶應義塾大学卒業後、大手製薬会社での経験を積んだ後、栃木県・兵庫県に行政書士事務所を開業。 『事業再構築補助金』、『ものづくり補助金』、『IT導入補助金』をはじめ、地方自治体を含む幅広いジャンルの補助金に精通。 リモートを中心に全国の事業者の補助金申請サポートを行っている。
結婚したらもらえるお金は色々!
「結婚したらもらえるお金」をお探しでしょうか。
結婚は人生の大きなイベント。嬉しい気持ちと同時に、経済的なことも気になりますよね。
「結婚したら、一体どれくらいお金がもらえるの?」と疑問に思っている方も多いのではないでしょうか。
実は、結婚をすると、さまざまな形で経済的なメリットを受けることができます。
結婚祝い金、結婚助成金といった直接的なお金だけでなく、税金や社会保険など、お金に関する制度が変わることで、結果的に手元に残るお金が増えることもあります。
このコラムでは、結婚で得られる経済的なメリットを、わかりやすくご紹介します。
結婚を控えている方や、結婚についてもっと知りたい方は、ぜひ参考にしてみてください!
結婚したらもらえるお金①「結婚祝い金」
結婚祝い金の平均的な金額
結婚祝い金の金額は、贈る相手との関係性や、結婚式に出席するか否かなどによって大きく異なります。
一般的に、会社や親族からの結婚祝い金の相場は、以下のようになっています。
- 会社:
- 大企業:5万円~10万円
- 中小企業:3万円~5万円
- アルバイト先:1万円~3万円
結婚祝い金の相場一覧
新郎新婦との関係性 | ゲストの年齢 | 相場 |
友人 | 20代 | 3万円 |
| 30代 | 3~5万円 |
| 40代 | 3~5万円 |
兄弟姉妹 | 20代 | 3~5万円 |
| 30代 | 5~10万円 |
| 40代 | 5~10万円 |
親戚 | 20代 | 3~5万円 |
| 30代 | 3~5万円 |
| 40代 | 5~10万円 |
上司・同僚・部下 | 20代 | 3万円 |
| 30代 | 3万円 |
| 40代 | 3~10万円 |
結婚式に出席しない場合: 上記の金額から2万円を差し引いた金額が目安となります。
上記はあくまでも一般的な相場であり、贈る側の経済状況や、新郎新婦との親密度によって金額は変動します。
結婚したらもらえるお金②「結婚助成金」
結婚助成金とは?わかりやすく解説
結婚助成金とは正式に「結婚新生活支援事業」といい、結婚を希望する人を応援するために行っている制度です。
この制度を利用することで、新婚世帯は経済的な負担を軽減し、安心して新生活をスタートさせることができます。
この事業は、全国の自治体が主体となって行われていますが、すべての自治体で実施されているわけではありません。
対象者は?
※自治体によって異なる場合があります。
- 夫婦ともに39歳以下の世帯
- 世帯所得が500万円以内の世帯
- 令和6年1月1日から令和7年3月31日までに婚姻届を提出した世帯
どんな費用が対象?
たとえば以下のようなものが対象となります。
※詳細は自治体によって異なります。
- 新居の購入費
- 新居の家賃、敷金・礼金、共益費、仲介手数料
- 新居のリフォーム費用
- 新居への引越費用
どれくらいの金額がもらえる?
※自治体によって異なる場合があります。
- 夫婦ともに29歳以下: 最大60万円
- 夫婦ともに39歳以下: 最大30万円
申請方法は?
- お住まいの市町村に申請します。
- 必要な書類は、戸籍謄本、住民票、所得証明書などです。
- 申請期間は自治体によって異なりますので、必ず確認してください。
参考:こども家庭庁
(例)長野県長野市の場合
住宅の購入や賃貸、リフォーム、引っ越しにかかる費用の一部が補助されます。
【対象となる人】
・令和6年1月1日~令和7年1月31日に入籍した夫婦
・夫婦の年齢がともに39歳以下
・世帯所得が500万円未満(奨学金の返還額は控除)
・長野市に住民票がある
【どんな費用が対象?】
・住宅の購入費用
・家賃、敷金、礼金など賃貸にかかる費用
・リフォーム費用
・引っ越し費用
【どのくらいの金額がもらえる?】
・夫婦ともに29歳以下: 最大60万円
・夫婦ともに39歳以下: 最大30万円
【申請方法】
・長野市役所に直接持参するか郵送で申請します。
・必要な書類は、戸籍謄本、住民票、所得証明書などがあります。
・申請期間:令和6年7月1日~令和7年1月31日(窓口受付は土日祝日を除く)
参考:長野市HP
その他結婚で得られる経済的なメリット
結婚祝い金や結婚助成金の他、結婚したことで得られる経済的なメリットは以下のようなことが考えられます。
- 税金に関するメリット
- 社会保険に関するメリット
- 手当
1.税金に関するメリット
- 配偶者控除: 配偶者の所得が一定額以下の場合、所得税の計算において控除を受けることができ、税負担が軽減されます。
- 配偶者特別控除: 配偶者控除の対象とならない場合でも、一定の条件を満たせば、所得税の控除を受けることができます。
- 扶養控除: 子供や親など、扶養している人がいる場合は、扶養控除を受けることで税負担が軽減されます。
2.社会保険に関するメリット
- 被扶養者: 配偶者の社会保険の扶養に入ることができます。
- 出産手当金: 配偶者が妊娠・出産した場合、出産手当金を受給することができます。
- 育児休業: 育児休業を取得することで、収入の一部が補償されます。
3.手当
- 家族手当: 配偶者手当や、子どもがいる場合など、会社から家族手当が支給されることがあります。
結婚で変わるもの
- 国民年金保険料: 配偶者の国民年金保険料の免除や軽減が受けられる場合があります。
- 贈与税: 配偶者への贈与については、一定の金額までは贈与税がかかりません。
これらの制度を受けるためには、以下の点に注意しましょう。
- 税務署への手続き: 配偶者控除や扶養控除を受けるためには、確定申告などが必要な場合があります。
- 会社への手続き: 家族手当や社会保険の扶養など、会社への手続きが必要な場合があります。
- 制度の変更: 税制や社会保険制度は、頻繁に変更されることがあります。最新の情報を把握しておきましょう。
その他の祝い金・助成金
転居補助金
結婚を機に新しい生活をスタートさせようと考えている新婚さんに、新生活にかかる費用を支援する制度がある自治体もあります。
たとえば家賃や引っ越し費用など、結婚に伴う新生活のスタートアップにかかる費用を支援してくれるものです。
東京都のいくつかの自治体や静岡県内の自治体がこういった制度を実施しています。
「年齢が若い夫婦ほど補助額が多い」「新築購入費用、賃貸の家賃、引っ越し費用、リフォーム費用等幅広く補助される」など、様々なメリットがあります。
転居にかかわる助成金について以下のコラムをぜひご覧ください!
2024年版「転居助成金」条件と申請方法を解説!
任意保険の祝い金
加入する保険の中には、結婚祝い金が支払われるものがあります。
結婚祝金は、保険の種類や契約内容によって金額や条件が異なります。
- メリット
- 結婚資金の足しになる
- 結婚後の生活をサポートしてくれる
- デメリット
- 保険料がかかる
- 満期まで解約すると損をする場合がある
結婚保険を選ぶ際は、複数の保険会社を比較し、ご自身の状況に合ったプランを選ぶことが大切です。
妊娠・出産でもらえるお金
もし、結婚後に妊娠された場合にも、さまざまな制度が受けられます。たとえば出産一時金は、出産にかかる費用として原則50万円国が支給する制度です。
妊娠・出産でもらえるお金はこちらでチェック!