【2024年最新】 トイレリフォーム補助金で賢くリフォーム!

トイレリフォームの補助金で賢くリフォーム! 老後や子育て世帯も安心。 バリアフリー、節水、省エネなど、さまざまなリフォームに使える補助金制度を解説します!
中本 明日香

公開日:

更新日:

トイレリフォーム補助金画像

この記事を監修した専門家

監修専門家: 井上卓也行政書士

井上 卓也

代表・行政書士

補助金・助成金を専門とする行政書士として、補助金申請サポート実績300社以上を有する。

慶應義塾大学卒業後、大手製薬会社での経験を積んだ後、栃木県・兵庫県に行政書士事務所を開業。 『事業再構築補助金』、『ものづくり補助金』、『IT導入補助金』をはじめ、地方自治体を含む幅広いジャンルの補助金に精通。 リモートを中心に全国の事業者の補助金申請サポートを行っている。

トイレリフォームをするなら補助金を!

トイレリフォームの補助金には、トイレの増築やバリアフリー化、節水機能の導入、洋式トイレへの改修などのリフォームに対応した複数の制度があります。

「トイレリフォームを検討しているけど、費用が気になる…」 「高齢の両親と同居しているため、バリアフリーなトイレにしたい」 「エコな暮らしを送りたいけど、何から始めればいいか分からない」
そんなあなたに使ってほしい補助金制度を以下の項目ごとにご紹介します!

  1. 国のトイレリフォーム補助金
  2. 介護保険の住宅改修
  3. 地方自治体のトイレリフォーム補助金


トイレリフォームで使える補助金とは?どんなリフォームが対象?

トイレリフォームの検討 図
トイレリフォームを検討している方の中には、「補助金がある」と聞いたことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。

実は、トイレリフォームでも、さまざまな補助金や助成金を利用できる場合があります。
補助金とは、国や地方自治体などが、特定の取り組みに対して支援するために支給されるお金のことです。

トイレリフォームの場合、高齢者や障害者の方の住環境改善、省エネ、子育て支援といった目的で、以下のようなリフォームに対して補助金が用意されています。

  • トイレの増築: 三世代同居を目的としたトイレの増築工事
  • バリアフリー化: 手すりの取り付け、段差解消、広幅トイレへの改修など
  • 節水機能の導入: 節水型トイレへの交換や、トイレタンクの水量調整など、節水に貢献する工事
  • 洋式トイレへの改修: 和式トイレから洋式トイレへの改修工事

補助金の種類や対象となる工事は、自治体や制度によって異なります。
トイレリフォーム補助金の種類の図

トイレリフォームに補助金を利用するメリット

トイレリフォームに補助金を利用するメリットはたくさんあります。

  • 経済的な負担軽減: リフォーム費用の一部を補助金で賄えるため、経済的な負担を軽減できる
  • 快適な住環境の整備: 老朽化したトイレを新しいトイレに交換したり、バリアフリー化をしたりすることで、より快適な住環境を実現できる
  • 省エネ化: 節水型トイレへの交換など、省エネ化につながるリフォームを行うことで、光熱費の削減にも貢献できる
  • 住宅の価値向上: リフォームによって住宅の価値が向上し、将来的な売却や賃貸の際に有利に働く可能性がある


1.国のトイレリフォーム補助金

トイレリフォーム補助金①子育てエコホーム支援事業

「子育てエコホーム支援事業」は、子育て世帯や若者夫婦世帯を対象とした住宅リフォームの支援事業で、家庭の省エネ化を目的としています。
この補助金は、トイレリフォームを含む様々なリフォーム工事が補助対象です。

トイレリフォームの補助対象

「子育てエコホーム支援事業」の補助対象として、節水型トイレの設置が該当します。
これはエコ住宅設備の一環として、省エネや水の節約を促進するためのリフォームです。このリフォームと同時に、以下のような関連リフォームも補助の対象となります。

  • 開口部の断熱改修(窓やドアの交換)
  • 外壁、屋根、床の断熱改修

補助額と条件

  • 節水型トイレの設置に対する補助額1台につき最大5万円の補助が受けられます。
  • 子育て世帯や若者夫婦世帯であれば、最大30万円の補助が受けられます。
  • 節水型トイレの設置と同時に、断熱改修や他のエコ設備の導入を行うことで、さらに高額の補助を受けられる可能性があります。

子育てエコホーム支援事業の公式サイトはこちら

節水型トイレへの交換の効果

節水型トイレへのリフォームと補助金 図
トイレリフォームは、単に古いトイレを新しくするだけでなく、光熱費を削減し、環境にも優しい住まいを実現する絶好の機会です。

節水型トイレへの交換

  • なぜ節水型トイレが重要か: 従来型のトイレと比較して、大幅な節水効果が期待できます。1回の流す水量が少なく、年間の光熱費削減に大きく貢献します。
  • 補助金との組み合わせ: 補助金を利用することで、初期費用を抑えながら、より経済的なリフォームを実現できます。

具体的な光熱費削減の事例

  • 節水型トイレへの交換で年間1万円の節約


トイレリフォーム補助金②長期優良住宅化リフォーム推進事業

この事業では、三世代同居や子育て世帯向けの住宅環境改善を支援するためのリフォームが補助対象です。
トイレリフォームも含まれており、以下の要件を満たす場合に補助金が適用されます。

補助対象となるトイレリフォーム

  1. 三世代同居対応改修工事
    • 対象内容トイレの増設が補助対象となります。複数世帯が同居し、トイレが複数箇所設置されることで、より快適な住環境を提供するリフォームが対象です。
    • 補助額:トイレの増設工事には、最大30万円が補助されます。
  2. 子育て世帯向け改修工事
    • 対象内容子育て世帯に向けたトイレの改修が補助対象です。例えば、トイレの広さを確保するための拡張工事や、操作しやすい設備を備えたリフォームが対象となります。
    • 補助額:トイレの拡張工事には、最大30万円が補助されます。

長期優良住宅化リフォーム推進事業の公式サイトはこちら

トイレ増設リフォーム

三世代同居の場合、トイレの数が不足していることで、家族間のストレスに繋がる可能性があります。

トイレ増設のメリット

  • 待ち時間の解消: 複数のトイレを設置することで、朝の忙しい時間帯でもスムーズに利用できます。
  • プライバシーの確保: それぞれの世代が、プライバシーを守りながらトイレを利用できます。
  • バリアフリー化: 高齢者のために、使いやすい高さの手すりや便座を設置するなど、バリアフリー化を進めることができます。

トイレリフォーム補助金③子育て支援型共同住宅推進事業でトイレリフォーム

「子育て支援型共同住宅推進事業」では、トイレ本体のリフォームは補助対象外ですが、安全対策として手すりの設置や、閉じ込め防止のための設備が補助対象となります。

これにより、子育て世帯にとって安心して使える住宅環境の整備が支援されます。これらの改修は、家族の安全性と快適さを向上させるために重要です。

補助額の条件

  • 三世代同居対応改修の場合、キッチンや浴室、玄関の増設と組み合わせることで、最大50万円まで補助額が引き上げられます。
  • 子育て世帯向け改修の場合は、18歳未満の子どもがいる世帯が対象となり、同様にリフォーム内容に応じて補助が提供されます。

子育て支援型共同住宅推進事業の公式サイトはこちら

安全で快適なトイレリフォームを補助金で実現

トイレは、高齢者やお子様など、家族全員が利用する場所です。そのため、安全対策は非常に重要です。
手すりの設置

  • 転倒防止効果: トイレ内での転倒は、怪我の原因となります。手すりを設置することで、安心して立ち座りができ、転倒のリスクを軽減できます。
  • 補助金との組み合わせ: 多くの補助金制度では、手すりの設置がバリアフリー化の一環として対象工事として挙げられています。

閉じ込め防止設備

  • 万が一の場合の安心: 万が一、トイレ内で体調を崩したり、閉じ込められたりした場合に備え、外部から開けられるような設備を設置することで、安心感が高まります。
  • 補助金との組み合わせ: 一部の補助金制度では、閉じ込め防止設備の設置が対象となる場合があります。


2.介護保険でもトイレ改修は対象

介護保険での住宅改修において、トイレの改修も補助対象となります。
具体的には、洋式便器への交換や手すりの設置などが含まれ、在宅介護を支援するために高齢者が安心して使用できる環境を整えるためのリフォームが対象です。

  • 補助額: 生涯で最大20万円まで、保険給付の割合は所得に応じて7割から9割が支給されます。要介護区分に応じて複数回申請も可能です。

福祉用具・住宅改修|厚生労働省

3.【地域別】トイレリフォームで利用できる補助金

東京都の住宅設備改善費補助

この補助金は、貸主が高齢者や子育て世帯が安心して住める専用住宅を提供するために、バリアフリーや安全設備の改善工事を行う際に補助されます。トイレ改修も補助対象となります。

補助額

  • 補助率:工事費の1/2
  • 補助上限:1住戸あたり最大50万円

補助対象工事

  • トイレ改修(例:和式から洋式への改修)
  • 手すりの設置
  • 温水洗浄便座の設置
  • その他、バリアフリー改修や防犯設備の設置など

住宅設備改善費補助 | 東京都住宅政策本部
東京都をはじめ、多くの自治体では、要介護者や障害者、子育て世帯向けに、必要な住宅リフォームに対する補助金制度が設けられています。

これらの制度を活用することで、トイレリフォームにかかる費用を軽減できる可能性があります。
お住まいの自治体で、どのような補助金制度があるか、ぜひ一度ご確認ください。
具体的な補助内容や申請方法については、お住まいの市区町村の役所や、地域包括支援センターなどにお問い合わせください。

例:愛知県のトイレリフォーム補助金

名古屋市:障害者住宅改造補助金の支給
障害のある方の住宅環境を改善するため、訪問による住宅改造相談を通じて専門的な助言指導を行うとともに、住宅の改造に必要な経費について80万円を限度に助成します。
トイレの増改築などの工事が補助の対象に含まれます。
この制度の詳細は以下の公式サイトで!
ウェルネットなごや | 介護・障害情報提供システム

岡崎市:住宅改修費助成事業

要介護・要支援の認定を受けているかたに対して、手すりの取り付けや段差解消などの住宅改修費を支給・助成します。
洋式トイレ等への便器の取替えなどが補助の対象に含まれます。
補助上限額:1世帯につき20万円(1回限り)
ホーム | 岡崎市ホームページ

関連するおすすめのコラム

2024年最新!ZEH住宅補助金について分かりやすく解説します!
2024年!子育てエコホーム支援事業とは?
新築購入に使える補助金は?

個人事業主の皆様へ

事業所で利用可能な自治体や国の補助金、実はたくさんあります!
これらの補助金を活用することで、事業の課題を解決しつつコストを削減できます。
御社が利用可能な補助金を調べる!
個人事業主が使える補助金としてたとえば以下の補助金があります。

IT導入補助金
・最大450万円
「IT導入補助金」の詳細&相談はコチラ!


ものづくり補助金
・最大4,000万円~1億円
「ものづくり補助金」の詳細&相談はコチラ!


事業再構築補助金
・最大7,000万円~3億円
「事業者持続化補助金」の詳細&相談はコチラ!


小規模事業者持続化補助金
・最大250万円
「小規模事業者持続化補助金」の詳細&相談はコチラ!


省力化投資補助金NEW!
・最大1,500万円
「省力化投資補助金」の詳細&相談はコチラ!


中堅・中小企業の賃上げに向けた省力化等の大規模成長投資補助金
・最大50億円
「中堅・中小企業の賃上げに向けた省力化等の大規模成長投資補助金」の詳細&相談はコチラ!


補助金のご相談はこちら!

「補助金を活用したいけど採択されるか自信がない」
どの補助金が自社で使えるのかわからない」
と言う方は、以下よりお気軽にお問い合わせください!