政府が2023年12月に公表した少子化対策案の1つ、「子どもが3人以上いる世帯が大学無償化」が話題となっています。この案は、所得制限なしで大学等の学費、入学費用を無償化するというもの。
今回は、この大学無償化について深堀していきます。
大学無償化はいつから？対象者や制度内容をわかりやすく徹底解説！
本コラムでは「第3子以上 大学無償化」について、3人全員無償化なのか、専門学校は対象なのか、2025年度以前に入学していても対象となるのか、など気になる部分を深堀していきます！
子ども3人以上で大学無償化とは？
政府は少子化対策の一環として、3人以上の子どもがいる世帯に対して、子どもの大学授業料などを無償化する方針を発表しました。
令和7年度（2025年度）から実施する予定で、所得制限は設けません。
具体的な内容は以下の記事をご覧ください！
大学無償化はいつから？
多子世帯への大学無償化の支援は、令和7年度から開始します。
「大学」だけが無償化？専門学校や短大は？
大学だけでなく、短期大学、高等専門学校などの学生が対象になる予定です。
また、一定の要件を満たした学校（大学・短期大学・高等専門学校（４･５年）・専門学校）が対象となります。
対象外の学校に入学した場合は支援を受けることができません。
支援の対象となる学校は以下のページから確認できます。
修学支援新制度の確認大学等の一覧（対象機関リスト）
子ども3人共全員無料なの？3人目以降から無料？
→（2023年12月12日追記）11日に公表された「こども未来戦略」案によると、第1子、第2子、第3子が3人共大学等に在学する場合、3人全員が無償化の対象となります。
ただ、第1子が卒業後に扶養を外れると、扶養する子どもが2人となるため、第2子と第3子は対象外となる仕組みです。
制度開始以降入学が無償化の対象？すでに在学中の場合は？
大学無償化は令和7年度（2025年度）から開始されます。
令和7年度以降入学の場合は対象となりますが、それ以前に入学し、すでに在学中の場合も対象となります。
参考:文部科学省「大学等の無償化」
世間の意見
この「子ども3人以上で大学無償化」の案は、「本当は3人目を希望しているけれど、将来の学費等を考えて諦める」という世帯を後押しするための政策です。
ただ、この案に「ありがたい」という声もありますが、第2子までの世帯と「支援に差がありすぎる」「少子化対策というより、子育て支援だ」「今3人目を出産し、18年後までこの対策は持つのか」などと批判の声も多くあがっています。
今後、「こども未来戦略」に盛り込まれる具体的な内容に注目していきます。
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