【2025年】アプリ開発に使える補助金は?|最新の情報を紹介

アプリ開発に使える補助金は、「ものづくり補助金」「事業再構築補助金」「小規模事業者持続化補助金」、条件付きで「IT導入補助金」が使えます。 今回はアプリ開発にかかる費用を補助金で賢くサポートする方法を、2025年1月現在で公開されている情報をもとに解説します。
井上 雅也

公開日:

更新日:

アプリ開発に使える補助金は?

アプリ開発をする場合、以下の補助金が使える可能性があります。

  • ものづくり補助金
  • 小規模事業者持続化補助金
  • 事業再構築補助金(中小企業新事業進出促進事業)

ものづくり補助金

アプリ開発において、ものづくり補助金は革新的なDX(デジタルトランスフォーメーション)化を支援する最適な制度です。

この補助金は、生産性向上や付加価値額の増加を目指す中小企業の設備投資やシステム構築を後押ししています。

主にAI・デジタル化による業務革新に最大1億円の支援が受けられるのです。

具体的には、AIチャットボットの導入による顧客対応の自動化などが対象です。

このように、ものづくり補助金はChatGPTを活用したDX(デジタルトランスフォーメーション)を実現する強力な支援ツールとなるでしょう。

2024年12月現在、ものづくり補助金の公募は行われておりません。ものづくり補助金は、第18次の公募が終了している状態です。

しかし、12月6日に令和6年度の補正予算案が発表され、2025年度においても、ものづくり補助金は実施されるといった情報がありました。

アプリ開発にものづくり補助金は利用できるので、利用を考えている方は最新の情報をチェックしましょう。

2025年度のものづくり補助金についてまとめたコラムを参考にしてください。

ものづくり補助金、2025年も実施決定!スケジュールや変更点は?

「ものづくり補助金」公式サイト

小規模事業者持続化補助金

中小企業などの小規模事業者が、ITツール活用したアプリ開発に取り組む場合、小規模事業者持続化補助金は使い勝手の良い支援制度です。

この補助金は、小規模事業者の販路開拓等の取り組みを支援するもので、50万円から250万円の補助が受けられます。

手続きが比較的簡単で、小規模事業者でも申請しやすい制度設計となっています。

商品紹介アプリの開発や、接客業務効率化のためのチャットボット開発などが対象です。

加えて、補助金申請時の事業計画書作成支援も受けられます。

このように、持続化補助金は小規模事業者がDX化に踏み出すための、最適な支援制度として位置づけられています。

また、2025年度の小規模事業者持続化補助金の事務局公募締め切りは、1月22日までです。

公募要領発表、並びに公募開始についてはまだ正確な情報が出ていませんが、弊社では2月下旬〜3月ごろを予想しています。

2025年度の小規模事業者持続化補助金のスケジュールや、前年度の変更点についてのコラムを2つ載せておきます。

2025年度最新!小規模事業者持続化補助金のスケジュールは?
2025年も小規模事業者持続化補助金は実施される?初回スケジュールを予想!

「小規模事業者持続化補助金」公式サイト

事業再構築補助金(中小企業新事業進出促進事業

新分野展開や業態転換を図る企業にとって、アプリ開発は事業再構築補助金の対象として有効な選択肢です。

本補助金は、新たな取り組みによる事業再構築を支援するもので、最大8,000万円という手厚い補助が特徴です。

業種やビジネスモデルの転換を伴うアプリ開発事業であれば、申請要件を満たす可能性が高くなります。

たとえば、従来の対面サービスをAIチャットボットのアプリに置き換えることで、非対面型ビジネスへの転換を図るケースが挙げられます。

このため、事業再構築補助金は、新規事業展開における挑戦を強力にバックアップする制度といえます。

2025年1月10日から、事業再構築補助金の第13回公募が開始されており、今回が最後の公募となる予定です。(公募終了日時:3月26日18時まで)

第13回公募の採択発表は、 6月下旬〜7月上旬を予定していて、申請受付期間は現在日程調整中とのことです。

また、2025年度は事業再構築補助金の後継として中小企業新事業進出促進事業が新たにスタートします。

中小企業新事業進出促進事業は、中小企業の成長を促進する新事業進出や構造転換への投資を重点的に支援する制度です。

中小企業新事業進出促進事業に関して、現時点でわかっている情報をまとめたコラムも参考にしてください。

2025年度新設!中小企業新事業進出促進事業とは?

参考:事業再構築補助金ポータルサイト
参考:中小企業庁(事業再構築補助金の第13回公募を開始します)

2025年のIT導入補助金はどうなる?

2024年12月現在、2024年度のIT導入補助金の応募は終了してしまいました。しかし2025年度のIT導入補助金の実施が確定したのでご紹介します。

2025年度のIT導入補助金については、まだ具体的な公募要項や詳細が発表されていないため、正式にAIを用いたツールの活用が補助対象に含まれるかはわかりません。

ただし、2024年度はチャットボットやAIツールがIT導入補助金の対象として認められていたことから、2025年度も対象となる可能性は高いです。

引き続き公式発表や公募要項が発表され次第、最新情報を確認することをお勧めします。

補助金申請時にAIのツールが具体的にどの業務やプロセスの効率化に役立つか、導入によって期待できる成果などを明確にすると採択されやすくなるかもしれません。

2025年度のIT導入補助金におけるスケジュール予想をしたコラムがありますので、チェックしてみてください。

【速報】「IT導入補助金2025」確定!スケジュールはどうなる?

2025年からIT導入補助金の申請要件に変更あり

2025年から、IT導入補助金の申請要件に変更があります。

従来はミラデジ経営チェックという経営の審査が申請要件でしたが、ミラデジ経営チェックが2025年3月で終了となります。

ミラデジ経営チェックの後継として、デジWithというサービスが導入される予定です。

デジWithでは、中小機構が運営しているここからアプリIT経営サポートセンターと連携ができます。

ミラデジ経営チェックは、2025年3月31日をもって全サービスが終了し、登録情報も自動で削除されるので退会手続きは不要です。
参考:ミラデジ事業終了のお知らせ

【まとめ】ITツール開発における補助金を申請しよう!

今回はITツールの開発に補助金を活用する方法をご紹介しました。

2024年度のIT導入補助金の募集は終了していますが、来年度のIT導入補助金に期待する、他の補助金を利用することがおすすめです。

当コラムを参考に、ご自身でも補助金に関する最新の情報をチェックしてみましょう。

補助金関連のコラム一覧

「IT導入補助金2024」採択結果発表!2024.11.22
【2025年度版】マネーフォワード導入にIT導入補助金を活用する手順を解説!
ものづくり補助金の給与支給総額とは?要件クリアのための計算方法と注意点

ITツール開発のご相談はリアリゼイションまで!

「アプリを開発したいけど、どんな補助金を使ったらいいか分からない……」

「開発したITツールを「IT導入補助金」にツール登録したい!」

そんな方は、株式会社リアリゼイションまでご連絡ください。

株式会社リアリゼイションでは、これまで400社以上の補助金申請サポートを行ってきました。

初めて補助金に申請する方も安心です。

申請代行のお申し込みやご相談など、どんなささいなご質問でもOK!

以下のフォームよりご送信ください。