東京都がエアコン購入費用補助を8万円に引き上げ!
東京都は、熱中症対策としてエアコン購入の補助額をこれまでより増やし、最大8万円まで受けられるようにしました。対象は、都内に住む65歳以上の高齢者や障害者の方です。自宅にエアコンがない場合や、壊れて使えない場合に、省エネ性能の高い新しいエアコンを購入すると補助が受けられます。
東京都では、毎年夏に多くの高齢者が熱中症で救急搬送されています。「暑さを我慢してしまう」「電気代が心配でエアコンをつけない」といったケースも少なくありません。今回の制度は、命を守るためにエアコンの利用を後押しすることを目的に始まりました。
対象者
対象者は、東京都にお住まいの以下の方です。
- 65歳以上の方
- 障害者の方
- 自宅にエアコンがない、または壊れて使えない方
補助される金額
エアコンの購入費用は、最大8万円まで補助されます(購入時にお店でその分が値引きされます)。さらに、東京都の制度「東京ゼロエミポイント」も利用できます。
これは、省エネ性能の高い家電を買った人にポイントを付与し、後日、商品券やプリペイドカードなどに交換できる仕組みです。エアコンの場合は1万円分のポイントが受け取れます。
つまり、その場で8万円の値引きがあり、後から1万円分が戻ってくるかたちです。合わせて実質9万円分の支援を受けられることになります。例えば、10万円のエアコンを購入した場合、その場で8万円が補助されるので、支払いは2万円になります。後日、1万円分の商品券(ゼロエミポイント)を受け取れるので、実質の自己負担は1万円です。
手続きの流れ(想定)
今回の補助制度の詳しい申込み方法はまだ東京都から正式に発表されていません。
ただし、これまでの「東京ゼロエミポイント」などの制度を参考にすると、次のような流れになると考えられます。
- お店で伝える:エアコンを購入する際に「東京都のエアコン補助を使いたい」と店員さんに伝えましょう。
- 申込書に記入する:販売店が用意している申込書に、氏名・住所などを記入します。
- 本人確認書類を提示する:運転免許証や健康保険証など、東京都在住を確認できる書類が必要です。障害者の方は、障害者手帳などの証明書を提示する場合があります。
- 販売店が手続きを代行:販売店が申込書を取りまとめて東京都に提出します。購入者自身が役所やネットで手続きをする必要はありません。
申込み期間
エアコン購入費用補助の申込み期間は、令和7年8月30日(土)から令和8年3月31日(月)まで実施されます。期間が限られているため、対象となる方は早めに準備しておくと安心です。
詳しい流れは、東京都のホームページや制度の特設ページで案内される予定です。実際に申し込む前に、最新情報を東京都の公式サイトで確認しておくと安心です。
参考:東京都