【2024年度】児童手当の変更点4つ
2024年度の児童手当に関する変更点は次の4点です。
- 支給回数が倍になる
- 所得制限が撤廃される
- 第3子の支給額が増える
- 対象年齢が高校生までになる
(1) 支給回数が倍になる
2024年10月分から支給回数が6回になります。
実際には2024年12月の支給日に10、11月分がもらえます。
従来 | 2024年10月分より |
年3回(2、6、10月) | 年6回(2、4、6、8、10、12月) |
児童手当の支給、年3回から6回に倍増に変更!詳細をチェック!
(2) 所得制限が撤廃される
2024年10月分から児童手当の所得制限が撤廃されます。
2024年10月分から適用されるので、実際に児童手当がもらえるのは2024年12月からです。
従来 | 2024年10月分より |
所得制限あり | 所得制限なし |
■現状の所得制限
世帯主の年収が960万円を上回る場合は特例給付となり支給額が減額されます。
また、世帯主の年収が1,200万円を上回る世帯は、児童手当の支給対象外です。
(3) 第三子の支給額が増える
2024年10月分より3歳~小学生までの第3子の給付額が3万円になります。
2024年10月分から適用されるので、実際に児童手当がもらえるのは2024年12月からです。
従来 | 2024年10月分より | |||
0~2歳 | 1万5千円 | 1万5千円 | ||
3歳~小学生 | 1万円 | 第3子以降:1万5千円万円 | 1万円 | 第3子以降:3万円 |
中学生 | 1万円 | 1万円 | ||
高校生 | なし | 1万円 |
第3子の数え方は?
注意したいのは第3子の数え方です!
児童手当の第3子は、単純に「第3子=3番目に生まれた子ども」ではなく、「児童手当の支給対象者である3人目の子ども」という意味です。
■例(2024年10月分以降の場合)
3人兄弟の場合の児童手当の給付額は次の通りです。
1人目 | 2人目 | 3人目 |
高校3年生 | 中学生 | 小学生 |
1万円 | 1万円 | 3万円 |
3人全員が高校生なので児童手当の対象です。
3人目は、「第3子」なので、月3万円支給されます。
1人目が高校を卒業して児童手当の対象外となると、3人目の子供は「第3子」でなく「第2子」として扱われて支給額は1万円になります。
1人目 | 2人目 | 3人目 |
高校卒業 | 中学生 | 小学生 |
対象外 | 1万円 | 1万円 |
(4) 対象年齢が高校生までになる
2024年10月分より、高校生までが支給対象になり1万円支給されます。
2024年10月分から適用されるので、実際に児童手当がもらえるのは2024年12月からです。
従来 | 2024年10月分より | |||
0~2歳 | 1万5千円 | 1万5千円 | ||
3歳~小学生 | 1万円 | 第3子以降:1万5千円万円 | 1万円 | 第3子以降:3万円 |
中学生 | 1万円 | 1万円 | ||
高校生 | なし | 1万円 |
高校に通っていない子どもは対象外?
素案では「支給期間は高校卒業まで延長する」と記載されています。
そのため、専門学校生や会社員、フリーターなど身分や職業に関係なく、要件を満たせば支給される方向です。
2024年10月以降は、「18歳の誕生日を迎えた後、最初の3月31日まで」支給される見通しです。
高校に行かずに就職する子どもは対象になる?
学齢以外に、親が子を「監護」していることや、生計が同一であることが要件になりそうです。
子どもが高校に進学せず就職しても、親と生計が同じで、親が子の生活の面倒を見ていれば支給されるでしょう。
しかし、子どもが一人暮らしする等親から独立していれば支給対象外になる見込みです。
ひとり親対象の児童扶養手当はどうなる?
ひとり親等低所得世帯を対象とし、子どもが18歳に達した年度末まで支給される児童扶養手当。
児童扶養手当は2024年11月分から拡充されます。
変更点は次の2点です。
- 第3子の支給額が増える
- 所得制限が引上げられる
(1)第3子の支給額が増える
第3子の支給額が4,170円増えます。
従来 | 2024年11月分より |
最大6,250円 | 1万420円 |
(2)所得制限が引上げられる
満額を支給される年収の上限の目安は現行から30万円引き上げられます。
従来 | 2024年11月分より |
年収160万円 | 年収190万円 |
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