2024年版!フリーランスがパソコン購入時に使える補助金は?
このコラムの要点
・フリーランスがパソコンを購入する際に「IT導入補助金」が使える
・フリーランスが「IT導入補助金」を使う場合は開業届を出す必要がある
・「IT導入補助金」で補助金を受給するには審査を通る必要がある
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フリーランスがパソコン購入時使える補助金はある!
フリーランスがパソコンを購入する時に「IT導入補助金」が活用できます。
本コラムでは「IT導入補助金」の概要や活用する際の注意点等について解説します。
フリーランス、個人事業主、法人の違い
まずはフリーランス、個人事業主の違いを整理しましょう。
フリーランスも個人事業主と同じく「企業や団体などと雇用関係がなく、独立して仕事を請け負う人」のことをいいます。
フリーランス
単発の仕事ごとに契約を結び、案件ごとに業務を行う「働き方」のことです。
開業届の提出の有無は問いません。
個人事業主
税務署に開業届を提出し、法人を設立せずに個人で事業を営んでいる人のことを指す「税務上の呼称」です。
フリーランスとして働いている人が税務署に開業届を出すと、税務上「個人事業主」に分類されます。
「IT導入補助金」を活用できるフリーランスは、「開業届を出しているフリーランス」、つまり個人事業主です。
ちなみに会社に勤めながら副業としてフリーランスとして活動している方は本補助金の対象になりません。
フリーランスのパソコン購入時使える「IT導入補助金」の概要
フリーランスがパソコン購入時に使えるのは「IT導入補助金」の「インボイス枠(インボイス対応類型)」です。
「インボイス枠(インボイス対応類型)」は、会計ソフト・受発注ソフト・決済ソフト、PC・ハードウェア等の経費の一部を補助することで、インボイス制度に対応した企業間取引のデジタル化を推進することを目的とした類型です。
2024年版「IT導入補助金」ってどんな補助金?
補助率/補助額
パソコン等のハードウェア単体の申請はできず、必ずソフトウェアと一緒に申請します。
ソフトウェアとハードウェアでは補助率・補助額が異なります。
インボイス制度に対応した会計・受発注・決済ソフト
補助率 | 補助額 |
中小企業は3/4、小規模事業者は4/5 | 50万円以下 |
2/3以内 | 50万円超〜350万円以下 |
パソコン・ハードウェア等
補助対象 | 補助率 | 補助額 |
パソコン・タブレット等 | 1/2以内 | 10万円以下 |
レジ・券売機等 | 20万円以下 |
補助対象となるフリーランス
業種分類 | 定義 |
商業・サービス業(宿泊業・娯楽業除く) | 常時使用する従業員の数が5人以下個人事業主 |
サービス業のうち宿泊業・娯楽業 | 常時使用する従業員の数が20人以下の個人事業主 |
製造業その他 | 常時使用する従業員の数が20人以下の個人事業主 |
申請について
申請は、「IT導入補助金」の公式サイトからの電子申請です。
電子申請の際には「gBizID」プライムアカウントが必要なので必ずご準備ください。
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申請に必要な書類
本人確認書類
運転免許証(有効期限内のもの)、運転経歴証明書若しくは住民票 (発行から3ヶ月以内のもの)
事業実態確認書類1
税務署で発行された直近分の所得税の納税証明書(「その1」若しくは「その2」)
事業実態確認書類2
税務署が受領した直近分の確定申告書の控え
フリーランスが「IT導入補助金」を使う際のポイント
1.審査を通過して初めて受給できる
「IT導入補助金」は申請後に書類の審査があり、審査を通過して初めて受給できる補助金です。
「IT導入補助金」では、事業計画作成を作成して提出しますが、この事業計画には限られた字数の中で補助の必要性と効果を説明する必要があります。
採択されるレベルの計画書を作成するのはかなり困難と言えます。
少しでも不安がある人は「IT導入補助金」に精通したプロの手を借りてみましょう!
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2.パソコン購入の後に補助金を受給する
「IT導入補助金」は、申請後、事務局に承認をされてから受給される「後払い」です。
そのため、受給前に自腹でパソコンやソフトウェアを購入することになります。
3. 開業1期未満のフリーランスは申請できない
申請に必要な書類に「税務署で発行された直近分の所得税の納税証明書(「その1」若しくは「その2」)」があります。
1期を過ぎた後に納税証明書が発行されるため、開業1期未満のフリーランスは、この納税証明書の提出が難しいので申請できません。
※令和6年の「IT導入補助金」に申請する場合は、令和5年度分の納税が必要です。
4. パソコン+ソフトでの申請が必須
「インボイス枠(インボイス対応類型)」の補助対象となるITツールは以下4つに分類されています。
申請する場合はパソコン等のハードウェア単体での申請はできず、必ずソフトウェアと一緒に申請します。
パソコン+ソフトウェア+オプション等の組み合わせも可能です。
ソフトウェア 必須
インボイス制度に対応し、「会計」・「受発注」・「決済」の機能を有するソフトウェア
オプション
機能拡張
セキュリティ
データ連携ツール
役務
保守サポート
導入コンサルティング
導入設定 /マニュアル作成 / 導入研修
ハードウェア
パソコン
タブレット
プリンター
スキャナ
複合機
POSレジ
モバイルPOSレジ
券売機
5.補助対象になるパソコン等のツールはベンダーが販売するもののみ
「IT導入補助金」で補助対象になるのは、IT導入補助金事務局に登録された「IT導入支援事業者」(ITベンダーとも言う。ソフトウエア販売業者などのこと)が販売するツールのみです。
そのため、自分で家電量販店やネットで購入したパソコンは補助対象外です。
「IT導入支援事業者」や、「IT導入支援事業者」が販売しているITツールは、「IT導入補助金」の公式サイトで検索できます。
また、「IT導入補助金」の申請も「IT導入支援事業者」と協力して行います。
弊社リアリゼイションも「IT導入支援事業者」として多くのお客様をサポートしております。
ツールのご相談は弊社におまかせください!
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フリーランスが「IT導入補助金」を活用する際の流れ
1.開業届を出して個人事業主になる
「IT導入補助金」を活用する場合は、フリーランスとして行っている事業内容を国が把握できるよう、開業届を出して個人事業主(または登記をして法人化)します。
2.申請要件と公募スケジュールを確認する
「インボイス枠(インボイス対応類型)」は、年に10回以上の公募が想定されています。
公募スケジュールを確認し、都合のよいタイミングで申請しましょう。
「IT導入補助金」に申請できるのは公募期間中のみなのでご注意ください。
申請締切から採択発表までは約1か月です。
公募スケジュールをチェックする!
3.ITツールとIT導入支援事業者の選定
「IT導入補助金」に申請する際、まずはどのITツールを導入するのかを決めなくてはなりません。その際、同じようにどのIT導入支援事業者にサポートを依頼するかも決定する必要があります。
導入するITツールはIT導入支援事業者が提供しているものに限られるので、まずは導入したいITツールを提供しているIT導入支援事業者を探してみましょう。
以下からITツール、IT導入支援事業者ともに選択できます。ぜひチェックしてみてください。
「IT導入補助金」の公式サイトはこちら!
「インボイス枠(インボイス対応類型)」の詳細はこちら!
「IT導入補助金」の活用を検討中のフリーランスはこちら!
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