【2024年】東京ゼロエミポイント10月からどう変わる?家電買い替えに!

2024年10月から新しくなる「東京ゼロエミポイント」! 東京都が実施する省エネ家電購入補助金制度の変更点や内容を具体的に解説! 最新の省エネ基準を満たす家電に買い替えると、ポイントがもらえてお得!申請手続きも簡単になりました。
中本 明日香

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この記事を監修した専門家

監修専門家: 井上卓也行政書士

井上 卓也

代表・行政書士

補助金・助成金を専門とする行政書士として、補助金申請サポート実績300社以上を有する。

慶應義塾大学卒業後、大手製薬会社での経験を積んだ後、栃木県・兵庫県に行政書士事務所を開業。 『事業再構築補助金』、『ものづくり補助金』、『IT導入補助金』をはじめ、地方自治体を含む幅広いジャンルの補助金に精通。 リモートを中心に全国の事業者の補助金申請サポートを行っている。


東京ゼロエミポイントとは?

東京ゼロエミポイントの概要図
東京ゼロエミポイントは、東京都が実施する、省エネ性能の高い家電製品に買い替えた都民の方へポイントを付与する補助金制度です。

最新の省エネ基準を満たすエアコンや冷蔵庫など、対象となる家電製品に買い替えると、電気代を削減できるだけでなく、地球環境にも貢献できます。

さらに、2024年10月からは、申請手続きがより簡単になり、お得に家電を買い替えることができます。
東京ゼロエミポイント【公式】

東京ゼロエミポイントの目的と仕組み

この補助金制度は、エネルギー消費量削減を促し、温室効果ガスの排出を削減することを目的としています。
家庭での省エネを推進し、低炭素社会の実現を目指します。

9月末までの制度と10月以降の制度変更点

9月末まで10月以降のポイント付与方法比較
東京ゼロエミポイントの9月末までの制度と10月以降の制度変更点ですが、大きな違いは、ポイントの付与方法です。

2024年9月末までは、家電購入後に申請することでポイントが付与され、商品券やLED割引券と交換できます。
これに対し、10月以降は家電購入時に即時値引きされる方式に変更されます。

以下にその他の変更点を、まとめています。

9月末までと10月以降の東京ゼロエミポイントの変更点比較

項目9月末まで10月以降
申請方法購入者が個別に申請販売店が申請、購入時に即時値引き適用
ポイント付与商品券・LED割引券が交付購入時に値引きとして適用
最大ポイント数最大26,000P最大80,000P
長期使用家電の買替長期使用家電の買替で追加ポイント付与
対象製品冷蔵庫、エアコン、給湯器、LED照明の買い替え同上、新規購入も対象に
対象期間~2024年9月末2024年10月1日~


9月末までの制度

以下が、9月末までのポイント制度に基づくポイント一覧です。

付与ポイント一覧

対象機器冷房能力または容量等2023年3月31日以前購入分2023年4月1日以降購入分
エアコン2.2kW以下12,000P15,000P
2.4〜2.8kW15,000P18,000P
3.6kW以上19,000P23,000P
冷蔵庫250L以下11,000P14,000P
251〜500L13,000P16,000P
501L以上21,000P26,000P
給湯器-10,000P12,000P
エアコン (別基準)2.2kW以下7,000P9,000P
2.4〜2.8kW8,000P10,000P
3.6kW以上9,000P11,000P
LED照明器具-3,000P4,000P
LED照明器具 + 取替作業費-5,000P6,000P

9月末までのポイント制度

  • 対象家電のポイント数に応じた商品券とLED割引券を交付
  • 申請は購入者個人が行う
  • 対象製品は冷蔵庫、エアコン、給湯器、LED照明
  • 1製品につき最大26,000ポイントまで付与

10月以降の制度

2024年10月1日からは、購入時にポイント相当額が値引きとして適用される方式に変更されます。
販売店が申請手続きを行い、購入者に代わってポイントが即時適用されます。
10月からの新制度では、通常買替や長期使用家電からの買替でポイントが増える仕組みが導入され、さらに新規購入者にもポイントが付与されます。

特に長期間使用した家電の買い替えによる追加ポイントが強化されることで、1製品につき最大8万円もの助成が行われ、エコな家電への移行が促進されます。

10月以降のポイント制度

  • ポイント付与額が変更され、購入時に値引きとして直接適用される方式へ変更
  • 対象製品は冷蔵庫、エアコン、給湯器、LED照明
  • 申請は販売店が行う
  • 1製品につき最大80,000ポイント
  • 長期間使用した家電の買い替えで、ポイントが増加する仕組みが追加
  • 新規購入も対象に

変更後のメリット・デメリット

  • メリット:10月以降は販売店での即時値引きが可能になり、手続きが簡素化される。
  • デメリット:対象期間や製品によっては、9月末までのポイントより減少する場合もある。

2024年10月1日からは、購入時にポイント相当額が値引きとして適用される方式に変更されます。販売店が申請手続きを行い、購入者に代わってポイントが即時適用されます。

2024年10月からの東京ゼロエミポイント概要

10月からの新制度では、通常買替や長期使用家電からの買替でポイントが増える仕組みが導入され、さらに新規購入者にもポイントが付与されます。

特に長期間使用した家電の買い替えによる追加ポイントが強化され、エコな家電への移行が促進されます。

東京ゼロエミポイントはいつからいつまで?

対象期間

通常買替え、⾧期使用家電からの買替えの場合

令和6年10月1日~令和9年(2027年)3月31日まで

新規購入の場合

令和6年10月1日~令和8年(2026年)3月31日まで
※予算の消化状況により期日が早まる可能性があります。

対象製品や購入方法は?

対象製品イラスト
対象製品は、省エネ性能の高いエアコン・冷蔵庫・給湯器・LED照明器具です。

10月以降から、買換えだけではなく新規購入に対してもポイント(値引き)が適用されます。
製品は、この制度が適応される販売店で購入する必要があります。

具体的な製品や販売店は、東京ゼロエミポイント公式サイトの以下のページより検索ができます。
東京ゼロエミポイント【公式】

対象者は?

都内に住所を有する個人であって、その住所を公的な書類(免許証等)で証明できる方

購入時に必要な書類

対象製品購入時に本人確認証が必要となります。
必要書類一覧

【共通】
免許証やマイナンバーなど本人と住所がわかるもの 
東京都内にお住まいの方のみ申請いただけます。
【長期使用家電からの買替えの場合】
買替前の家電の全体写真、銘板写真
(例:長期使用のエアコン 製造年がわかる写真(底面シール等) 屋内に設置されている写真)
【LED照明器具への買替えの場合】
買替前の照明器具の写真が必要となります。
(例:買換前の照明器具)

申請方法について

助成金の申請は本事業に登録した事業者(販売店)が行います。
家電等販売店にて対象家電等の購入をする際、都民と該当店舗間で当事業の共同申請規約に同意することで、購入時に東京ゼロエミポイント相当分を直接値引かれます。

※店舗での値引き方式は、当事業に参加登録した家電販売事業者に限ります。

付与ポイント一覧

通常買替の場合

対象機器省エネルギー性能冷房能力または内容積等ポイント数
エアコン多段階評価点2.0~2.9/APF5.8~6.52.4kW未満9,000
2.4kW以上~3.6kW未満10,000
3.6kW以上23,000
多段階評価点3.0/APF6.6以上2.4kW未満15,000
2.4kW以上~3.6kW未満18,000
3.6kW以上23,000
冷蔵庫省エネ基準達成率100%以上251L未満14,000
251L以上~501L未満16,000
501L以上26,000
給湯器高効率給湯器-12,000
LED照明機器住宅の屋内に固定して使用するLED照明購入のみ4,000
取替作業が伴う場合-6,000

長期使用家電からの買替の場合

対象機器省エネルギー性能冷房能力または内容積等ポイント数
エアコン多段階評価点2.0~2.9/APF5.8~6.52.4kW未満20,000 (+11,000)
2.4kW以上~3.6kW未満30,000 (+20,000)
3.6kW以上40,000 (+17,000)
多段階評価点3.0/APF6.6以上2.4kW未満50,000 (+35,000)
2.4kW以上~3.6kW未満60,000 (+20,000)
3.6kW以上50,000
冷蔵庫省エネ基準達成率100%以上~104%以下251L未満14,000
251L以上~501L未満25,000 (+9,000)
501L以上40,000 (+13,000)
省エネ基準達成率105%以上101L以上~251L未満20,000 (+6,000)
251L以上80,000 (+54,000)

高効率家電の新規購入の場合

対象機器省エネルギー性能ポイント数
エアコン多段階評価点3.0/APF6.6以上10,000
冷蔵庫省エネ基準達成率105%以上5,000

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