IT導入補助金2024でPCタブレットは購入可能か!?
IT導入補助金2023ではパソコンやタブレット等の購入が補助されました。ではIT導入補助金2024でも同じような購入補助があるのでしょうか。今回はその点について紹介していきます。
IT導入補助金2024でのPC購入について
「IT導入補助金」と聞くと、「パソコンを購入できる」というイメージを持つ方が多いようです。名前が「IT」ということでそのような印象になるのかも知れませんが、実際は少し違います。
社内のIT化をはかるツールやソフトウェア・器械などの導入費用に充て、業務効率化・売上アップをサポートするものです。つまり、かならずしも「PC」ということではありません。ただし一定の条件を満たせば「パソコン」を購入することも可能です。
IT導入補助金2024の現時点の概要を確認すると、会計・受発注・決済ソフトに加え、PC・タブレット・レジ・券売機等のハードウェア導入費用も支援するとされております。
つまり2023年度に引き続き、PC・タブレットだけでなくレジ・券売機等のハードウェア導入費用も補助されます。
具体的な補助率や、上限額は?
では具体的な補助金額や上限はどのようなものなのでしょうか。2023の例について紹介しますので参考にしてください。
IT導入補助金2023年デジタル化基盤導入枠(デジタル化基盤導入類型)
補助額
- ソフトウェア等(補助率3/4以内):(下限なし)~50万円以下
- ソフトウェア等(補助率2/3以内):50万円超350万円以下
- ハードウェア PC・タブレット等(補助率1/2以内):10万円以下
- ハードウェア レジ・券売機等(補助率1/2以内):20万円以下
補助率は1/2ということとなります。この率も2024では同様と考えても良いかと思います。
補助上限額は2023年と同じく10万円までとなっております。
それを踏まえると、例えば20万円のパソコンを購入した場合、1/2の10万円までが補助されます。30万円のパソコンを購入した場合、上限の10万円となります。
参考:IT導入補助金でパソコンやタブレットを導入する方法!個人事業主でもOK
認められるもの・認められないもの
ではPCタブレット購入で認められるものはどのようなものなのでしょうか。
- 会計・受発注・決済の機能を有するITツールと併せて導入する(※ECソフトは対象外)
- ITツールを継続的に利用するにあたり、最低限必要な機器である。
- パソコン等の購入は、ITツールの購入先として選定したIT導入支援事業者からの購入に限る。
- 経済合理性がある価格で、市場価格を逸脱していない。
なお、以下のものは補助の対象外です。
- 顧客が実質負担する費用が、ITツール代金に含まれる。
- 交付申請時、ITツールの利用料が定められない。
- 対外的に無料で提供されているもの。
- リース・レンタル契約・中古・交付決定前に購入。
※その他、中小企業庁および中小機構並びに事務局が適切でないと判断するもの
また、オンラインショップで購入したものなどは、明細表や履歴を出せるように事前に確認しておくことをお勧めします。このようなエビデンスがないものは、後日認められない恐れがありますので注意が必要です。
まとめ
以上を踏まえると、パソコン・タブレット購入は、ほぼIT導入補助金2023と同様の上限額・補助率となります。ただし、ECソフトは対象外となりますので、その点は注意しなければなりません。
また、単品でのPCやタブレット購入は認められませんので、必ずITツールの購入が必要になりますのでご注意ください。
とはいえ、最近では、POSレジなどを導入する際にはかならずタブレット購入が必要となってきますので、ありがたい支援となることは間違いありません。
以上を踏まえ、IT導入補助金2024に関するご相談等ございましたら、当サイトへご連絡ください。