2023年10月以降もガソリン代補助金が延長されます!期間や価格は?

横山 紗季

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資源エネルギー庁によると、2023年8月28日時点での全国のガソリン平均価格が「185.6円」という過去最高の数字を記録しました。ガソリン価格高騰による経済への影響を緩和するため、ガソリン価格の上昇を抑える政策が発表されています。

2023年10月からガソリン補助金の延長が決定

ガソリン価格が上昇し続ける中、政府がガソリン補助金の延長を決定しました。​
政府は9月末で期限を迎える予定であったガソリン補助金の延長策を発表し、10月にはレギュラーガソリンの小売価格を1リットルあたり175円程度に抑える方針を明らかにしました。

具体的な支援内容として、9月7日からは価格が185円を超える部分については全額補助し、180円台まで引き下げます。そして10月5日から年末までは、価格が185円以下の部分については補助率を5分の3に引き上げ、10月中には175円台の価格を実現させる予定です。

政府が補助金延長を決定した背景には、消費者の負担軽減と景気への悪影響の回避が挙げられます。

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政府によるガソリン代補助金とは?

「燃料価格激変緩和補助金」(通称:ガソリン補助金)は、原油価格高騰が生活や経済活動に出る影響を最小化するための激変緩和措置として、全国平均ガソリン価格が一定価格以上になった場合、燃料油元売りに補助金を支給する補助金のことです。

現在のガソリン価格の上昇傾向は、円安や原油価格の高騰などに加え、2023年6月からガソリン補助金の補助額が段階的に減額されていることも影響を及ぼしています。

参考:燃料油価格激変緩和補助金

補助金の延長はいつまで?

政府によると、補助金の延長策は2023年の年末まで行われる見込みです。
現在、2023年9月時点で補助がない場合のガソリン価格は195円台となっています。補助金が2023年の年末で終了すると、ガソリン価格が200円台に上昇する可能性が考えられています。このため、補助金がなくなると再び消費者の負担が重くなることが懸念されており、補助金延長の効果と終了後の影響について今後の動向に注目が集まっています。

参考:テレ朝news|「1リットル 175円程度に」 ガソリン高騰対策を発表
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