【2026年版】年収1450万以下給付金を徹底解説
年収1450万以下の給付金の対象者や支給条件を解説。利用できる給付金・補助金制度や申請方法、最新情報までわかりやすく紹介します。


補助金・助成金を専門とする行政書士として、補助金申請サポート実績300社以上を有する。 慶應義塾大学卒業後、大手製薬会社での経験を積んだ後、栃木県・兵庫県に行政書士事務所を開業。『事業再構築補助金』、『ものづくり補助金』、『IT導入補助金』をはじめ、地方自治体を含む幅広いジャンルの補助金に精通。リモートを中心に全国の事業者の補助金申請サポートを行っている。
※本記事を読む前の注意点
年収1450万円万以下給付金という特定の給付金制度はありません。
あくまで年収1450万円以下であれば利用できる可能性が高い公的支援の総称・目安として使われている言葉です。
実際の給付金は、年収ではなく所得や家族構成で個別に判定されます。
年収1450万以下給付金の概要

出典:年収から税金はいくら引かれる?計算方法と年収別の税金一覧表
年収1450万以下給付金とは、特定のひとつの制度を指すのではなく、年収が1450万円以下であれば、所得制限に引っかからずに受給(または利用)できる可能性が高い公的支援・給付金の総称として使われている言葉です。
教育支援
日本の福祉
の多くは、世帯主(または夫婦で所得が高い方)の年収に応じて段階的に制限がかかります。
年収1450万円以下の世帯は、国の定めるアッパー層(超高所得層)の手前に位置することが多いため、多くの一般的な給付金や補助金の恩恵を受けられるラインとなっています。

なぜ年収制限が設けられているのか

出典:【2026年版】申請すればもらえるお金一覧表|申請漏れを防ぐポイントも
公的給付金に年収制限(所得制限)が設けられている理由は、主に以下の3点です。
所得再分配機能→所得の多い人から税金を多く集め、それを必要とする人へ分配することで、社会全体の経済格差を是正する役割を持たせている。
限られた財源の最適配分→税金を財源とする給付金は無限ではない。そのため、より支援を必要とする中・低所得者層へ重点的に予算を配分(財源の効率化)する必要がある。
自立支援の原則→高所得層(年収1450万円超など)は、公的な経済支援がなくても自力で教育費や住居費を賄う能力があるとみなされるため、制限の対象になりやすいという背景がある。
年収1450万以下で利用できる主な給付金制度
年収1450万円以下の世帯が、所得制限の枠内で利用できる(または一部減額されつつも対象となる)主な制度です。
※公的制度の所得制限は、多くの場合年収ではなく、主に以下の2つの要素で計算されるため、同じ年収でも家族構成によって対象外になるケースがあります。

子育て支援に関する給付金

児童手当(こども家庭庁)

2024年10月の制度改正により、児童手当の所得制限は撤廃されました。
そのため、現在は年収1450万円を超えていてもすべての子育て世帯が受給可能です(高校生まで一律支給)。
参考:加速化プランによる子育て支援の拡充と子ども・子育て支援金
出産育児一時金

子どもが生まれた際に一律50万円が支給される制度です。
これには所得制限がないため、年収1450万円以下であれば問題なく全額受け取れます。
住宅関連の給付金

子育てエコホーム支援事業(補助金)

エネルギー性能の高い新築住宅の購入やリフォームに対して、最大100万円(リフォームは条件により最大60万円)が補助される制度です。
この制度には所得制限がないため、年収1450万円以下の世帯も広く利用されています。
住宅ローン控除(税額控除)

出典:住宅の新築等をし、令和3年までに居住の用に供した場合(住宅借入金等特別控除)
給付金(現金支給)ではなく税金の還付ですが、住宅購入時の大きな経済支援です。
これには一時期厳しい制限がありましたが、現在は総所得金額等2,000万円以下が要件となっているため、年収1450万円以下であれば問題なくクリアできます。
教育支援に関する給付金

高等学校等就学支援金制度(高校授業料無償化)

出典:【2026年最新】高等学校等就学支援金の仕組みを解説!公立・私立・通信制の違いも紹介
国公私立の高校授業料を支援する制度です。
国が定める基準では、モデル世帯(夫婦どちらか一方が働き、高校生1人、中学生1人の4人家族)の場合、年収約910万円未満が対象です。
そのため、年収1450万円の世帯は国の就学支援金の対象外(所得制限オーバー)となるのが一般的です。
【補足(自治体独自の動き)】
東京都
大阪府
など一部の自治体では、独自に所得制限を撤廃して高校授業料を実質無償化する動きが広がっています。
お住まいの地域によっては、年収1450万円以下でも対象になる場合があります。
大学等の高等教育の修学支援新制度(給付型奨学金・授業料減免)

こちらは、
多子世帯でも年収約600万円未満
住民税非課税世帯やそれに準ずる世帯(年収約380万円未満など)
などが対象となるため、年収1450万円の世帯は対象外です。
エネルギー・物価高騰対策の給付金
住民税非課税世帯・均等割のみ課税世帯向けの給付金
近年の物価高騰対策として国から数回にわたり支給されている1世帯あたり7万円〜10万円といった現金給付金は、基本的に低所得世帯(住民税非課税など)が対象です。
したがって、年収1450万円以下の世帯であっても、一定以上の所得がある現役世代・中間層はこの給付金の対象外となります。
定額減税および調整給付
所得税・住民税から国が一律で減税を行う制度です(本人4万円、扶養家族1人につき4万円)。
これには、当年分の所得が1,805万円以下(給与のみの場合、年収2,000万円以下)という制限が設けられているため、年収1450万円以下の世帯であれば確実にこの減税(または減税しきれない場合の調整給付)の恩恵を受けられます。
みんなの補助金コンシェルジュでは、給付金・補助金の最新情報を無料でご案内しています。
対象制度の確認から申請サポートまで対応しておりますので、ぜひご相談ください。
年収1450万以下給付金の対象条件
公的支援を受けるためには、単に年収が低いからという理由だけでなく、国や自治体が定める誰の、どこの数字を基準にするかというルールを正しく理解する必要があります。
世帯年収と個人年収の違い
公的給付金や補助金の審査において、もっとも混同しやすいポイントです。
個人年収→家族のうち、働いている1人(個人)が1年間に得た総収入。
世帯年収→同じ家に住み、生計を共にしている家族全員(主に夫婦など)の年収を合算したもの。
【ここが重要】
多くの給付金制度(子育て支援など)では、世帯全員の合算ではなく世帯主(または夫婦のうち所得が高い方)の個人年収を基準にするケースが主流です。
しかし、中には世帯全員の合算年収を条件にする制度もあるため、募集要項がどちらを指しているかの確認が必須です。
所得制限の考え方
税金や給付金の計算では、
所得
年収(額面)
は全くの別物として扱われます。
所得→年収から、会社員の必要経費にあたる給与所得控除を差し引いた残りの金額。
年収(額面収入)→会社から支給される、税金などが引かれる前の総支給額(源泉徴収票の支払金額)。
国の給付金制度の多くは、この所得をもとに、さらに扶養親族の人数に応じた控除を適用して最終的な判定を行います。
そのため、メディアなどで年収1450万円以下と紹介されていても、それはあくまで一般的な家族構成における目安の年収であり、正確な法律上の要件は所得制限で規定されています。
対象外になるケース

年収が1450万円以下であっても、以下のようなケースでは給付金の対象外(あるいは減額)になることがあります。
独身(単身者)や扶養家族がいない場合
子どもや配偶者を扶養していない場合、所得制限のボーダーラインは引き下がります。
年収1450万円という目安は子供が複数いる世帯を想定していることが多いため、独身で年収1,000万円を超えていると、多くの制度で制限オーバーとなります。
共働きでそれぞれの所得が高い場合
制度によっては世帯合算で計算されるため、夫婦それぞれが年収800万円(世帯年収1,600万円)などの場合は、所得制限を超えて対象外になることがあります。
資産やその他の収入がある場合
給与以外に、
不動産収入
株の売却益
などがある場合はそれらも所得に加算されるため、会社からの給料単体では1450万円以下でも、トータルで制限に引っかかることがあります。
年収1450万円以下給付金の申請方法
利用可能な給付金や補助金(子育てエコホーム支援事業や、定額減税の調整給付など)がある場合の、一般的な申請の流れです。
申請に必要な書類
利用する制度によって異なりますが、一般的に
本人確認
所得制限の確認
のために以下の書類が求められます。
世帯や家族関係を証明する書類→住民票の写し、健康保険証の写しなど
所得を証明する書類→源泉徴収票、確定申告書の控え、住民税課税証明書など
受け取り口座の証明→通帳のコピーや、ネットバンキングの口座情報画面のスクリーショット
本人確認書類→マイナンバーカード(表面など指定された面)、運転免許証、パスポートなど
申請の流れ
現代の公的給付金は、大きく分けて
自動で案内が届くタイプ
自分で見つけて申請するタイプ
があります。
ステップ | 手順と概要 |
① 確認 | 対象かどうかの確認 自治体HPや国の特設サイトで、所得や条件が合うか調べる。 |
② 入手 | 案内・書類の入手 ・通知が届くタイプ:自治体からの郵送を待つ。 ・自分で申請するタイプ:公式HPや事業者から書類を得る。 |
③ 申請 | 申請手続き マイナポータル等のオンライン申請、または郵送で書類を提出。 |
④ 受給 | 給付金の振込み 審査完了後、支給決定通知書が届き指定口座に振り込まれる。 |
申請時の注意点
注意ポイント | 重要な対策と概要 |
書類の種類 | 確認書とお知らせの違い お知らせは手続き不要なことが多いですが、確認書や申請書は期日までに 返送・申請しないと受給できません。 |
口座名義 | 名義の完全一致 申請者本人と振込先口座の名義が 完全に一致している必要があります(旧姓や家族名義の口座は不可)。 |
申請期限 | 期限の厳守(真っ先に確認) 書類到着から○ヶ月以内や予算上限に達し次第終了などの厳格な締め切りがあり、 過ぎると権利を失います。 |
自治体格差 | 地元の公式情報の確認 窓口や運営は各市区町村に委ねられているため、住んでいる地域によって 条件や開始・締切時期が異なります。 |
重複申請 | 併用可否の確認 同じ目的(リフォームや子育てなど)に対して、国と自治体の補助金を 両方受け取れない(併用不可)場合があります。 |
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年収1450万円以下給付金に関するよくある質問
年収1450万円ちょうどでも対象になりますか?
対象になります。
1450万円万以下という表現の場合、1450万円ちょうどの方も含まれます。ただし、実際の公的支援は、年収ではなく
扶養家族の人数
所得(控除後の金額)
で判定されるため、家族構成によってはちょうどであっても対象外になるケースはあります。
世帯年収が1450万円を超えると対象外ですか?
対象外とは限りません。
多くの子育て支援や教育手当は、世帯の合算年収ではなく世帯主(または夫婦のうち稼ぎが多い方)の個人年収で判定します。
そのため、夫婦それぞれが年収800万円で世帯年収1,600万円であっても、主たる稼ぎ手の年収が1450万円以下であれば対象です(※世帯合算で計算する一部の制度を除きます)。
パート収入も年収に含まれますか?
制度の基準によって異なります。
世帯年収(合算)で判定する制度の場合→パート収入(給与所得)もすべて合算して計算される。
個人年収で判定する制度の場合→稼ぎ頭の個人のみが対象となるため、配偶者のパート収入は含まれない。
給付金は課税対象になりますか?
原則として非課税(税金はかからない)です。
国や自治体から支給される
子育て手当
定額減税の調整給付
物価高騰対策の給付金
などの多くは、法律や特例によって所得税・住民税が課されない非課税扱いです。
確定申告で収入として税金が上乗せされる心配はありません。
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監修者からのワンポイントアドバイス
高校授業料無償化のような教育支援については、自治体独自の上乗せや制限撤廃の有無によって受給可否が大きく分かれます。また、公的支援の多くは額面の年収ではなく、控除後の所得や扶養親族の人数を基準に判定されるため、申請を検討する際は、家族構成に応じたお住まいの自治体の正確な要件や申請期限を必ず確認しましょう。
