IT導入補助金の採択率は?採択のコツも解説! | みんなの補助金コンシェルジュ

IT導入補助金の採択率は?採択のコツも解説!

デジタル化・AI導入補助金(旧・IT導入補助金)の採択率や不採択理由、採択率を上げるコツを解説します。

執筆: 梅沢 博香公開日: 2026-01-07
IT導入補助金の採択率は?採択のコツも解説!
井上 卓也カミーユ行政書士事務所 代表・行政書士

補助金・助成金を専門とする行政書士として、補助金申請サポート実績300社以上を有する。 慶應義塾大学卒業後、大手製薬会社での経験を積んだ後、栃木県・兵庫県に行政書士事務所を開業。『事業再構築補助金』、『ものづくり補助金』、『IT導入補助金』をはじめ、地方自治体を含む幅広いジャンルの補助金に精通。リモートを中心に全国の事業者の補助金申請サポートを行っている。

ポイント

  • デジタル化・AI導入補助金の採択率は申請枠ごとに大きく異なる

  • 2025年度の通常枠の平均採択率は約38%

  • 最終回に向かうにつれて採択率は低くなる傾向がある

デジタル化・AI導入補助金の採択率は?

デジタル化・AI導入補助金の採択率は、申請する枠によって明確な差があります。また、同じ枠であっても、年度や公募回によって採択率は変動します。

ここでは、2025年度にすでに公表されている採択結果と、2024年度の最終回までの傾向をもとに、申請枠ごとの特徴を整理します。

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通常枠

2025年度の通常枠の平均採択率は約38%前後で推移しています。これは10社が申請した場合、3〜4社程度が採択される水準です。

2024年度は70%を超える回も多く、2025年度は明確に採択率が下がっていることが分かります。

通常枠

7次・8次(最終回)付近の採択率予想

2024年度の最終回付近では、「途中回よりやや低下、もしくは横ばい」で着地しました。

この傾向を踏まえると、2025年度も、

  • 7次:35〜40%前後

  • 8次(最終回):30〜38%前後

    で推移する可能性が高いと考えられます。

インボイス枠(インボイス対応類型)

インボイス対応類型の平均採択率は約45〜47%前後です。申請件数は全枠の中で最も多く、「人気枠だが、比較的通りやすい」位置づけとなっています。

ただし、2024年度の最終回では、申請件数の増加により採択率が下がった回も見られました。

インボイス対応類型

7次・8次(最終回)付近の採択率予想

2024年度の傾向を踏まえると、インボイス枠は最終回に向けて若干低下する可能性があります。

  • 7次:40〜45%前後

  • 8次(最終回):35〜42%前後

「最終回だから通りやすい」というより、申請内容の質で明確に差がつく局面になりやすい点に注意が必要です。

セキュリティ対策推進枠

セキュリティ対策推進枠の平均採択率は約55%前後と、他の枠に比べて高めで推移しています。

この枠は、

  • 申請件数が少ない

  • 目的がセキュリティ対策に限定されている

という特徴があり、要件を満たせば評価されやすい傾向があります。

セキュリティ対策推進枠

7次・8次(最終回)付近の採択率予想

2024年度でも、最終回まで大きな崩れはありませんでした。

そのため、2025年度も

  • 7次:50〜60%前後

  • 8次(最終回):45〜55%前後

    で推移する可能性が高いと見込まれます。

デジタル化・AI導入補助金の不採択理由は?

IT導入補助金で不採択になる主な理由は、次のとおりです。

  • 事業の目的とITツールの関係が分かりにくい

  • 業務改善効果が具体的に示されていない

  • 記載漏れや説明不足がある

なお、採択率が低い枠=不採択になりやすいという意味ではありません。審査では、申請枠よりも内容の整合性と具体性が重視されます。

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デジタル化・AI導入補助金の採択率を上げるコツは?

採択率を高めるために、特に意識したいポイントは以下3点です。

1. 事業課題とITツールの関係を明確にする

デジタル化・AI導入補助金では、「なぜそのITツールを導入するのか」が明確であることが重要です。業務のどこに課題があり、導入後に何がどう改善されるのかを、文章で具体的に説明する必要があります。

2. 業務改善効果を数字で示す

審査では、効果が客観的に判断できるかが見られます。

例:

  • 作業時間を月20時間削減

  • 入力ミスを50%削減

  • 処理時間を3日短縮

このように、定量的な説明がある申請は評価されやすくなります。

3. 補助金の申請サポート会社を活用する

デジタル化・AI導入補助金は、制度理解と申請書作成の難易度が高い補助金です。

  • 公募要領の読み込み

  • 採択されやすい構成への整理

  • 過去の採択傾向を踏まえた助言

これらを任せられるため、初めて申請する事業者文章化に不安がある事業者にとって、有効な選択肢になります。最新情報や正式なルールは、必ず公式サイトで確認してください。

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デジタル化・AI導入補助金の最終回付近の採択率の傾向は?

2024年度の採択結果を見ると、最終回に近づくにつれて採択率が下がる傾向が確認できます。

  • 申請件数が増える

  • 予算残額との調整が入る

    といった理由から、途中回より低下、もしくは横ばいで終わるケースが目立ちました。そのため、2025年度の最終回も同様に低い採択率となると予想できます。最終回に申請する場合は、内容をしっかり作り込んだ事業計画が必要です。

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よくある質問

Q.デジタル化・AI導入補助金の審査は厳しいですか?

デジタル化・AI導入補助金は、補助率から見ると、「極端に厳しい補助金」とはいえません。申請枠によって、採択率の偏りがあり、採択率セキュリティ対策推進枠のような、採択率がたかいものもあります。

補助金名

採択率の目安

新事業進出補助金

約38%

小規模事業者持続化補助金

約60%

ものづくり補助金

約49%

デジタル化・AI導入補助金(インボイス枠・累計)

約47%

参考:デジタル化・AI導入補助金

参考:IT導入補助金2025採択結果

監修者

監修者からのワンポイントアドバイス

IT導入補助金は本年度よりデジタル化・AI導入補助金と名称が変わります。中小企業や小規模事業者がITツールやAIを導入する際の費用を支援する制度です。業務の効率化やデジタルトランスフォーメーション(DX)の推進、セキュリティ対策に活用でき、中小企業や小規模事業者が新たなITツールやシステムを導入しやすくなります。