外壁塗装の助成金とは何?条件・申請方法を解説
外壁塗装の助成金は、自治体が住宅の修繕や省エネ対策を目的に費用の一部を補助する制度です。対象条件や金額、申請時期は自治体ごとに異なるため、事前確認が重要です。

目次
- このコラムのポイント3つ
- 外壁塗装に助成金は使える?
- 国の統一制度はなく、多くは自治体独自の助成金
- リフォーム・住宅改修・省エネ支援の一環として実施
- 省エネ化を促進するため
- 地域の景観を維持するため
- 防災対策のため
- 空き家対策
- 外壁塗装の助成金の具体的な内容と条件とは?
- 助成金額
- 申請条件
- 申請手続き
- 申請の流れと注意点
- ①情報収集
- ②条件を確認する
- ③申請書類の準備をする
- 申請手続きについて
- ①工事を実施する
- ②助成金を受け取る
- 外壁塗装助成金の主な条件は?
- 条件①居住用住宅である
- 居住者を確認する
- 空き家の扱い
- 条件②市区町村内の業者を利用する
- 地域経済を支援するため
- 迅速なアフターフォローのため
- 条件③工事前申請が必須なケースが多い
- 申請タイミングはいつ?
- 条件④必要書類を準備する
- 条件⑤税金の滞納がないこと
- 住民税
- 固定資産税
- 国民健康保険税や自動車税
- 条件⑥過去に同一制度を利用していない
- 利用履歴を確認する
- 新たな申請のタイミングは?
- 外壁塗装の助成金でもらえる金額の目安
- 助成金の金額の目安はいくら?
- 5万円〜20万円
- 30万円以上
- 工事費の◯%補助タイプ
- 工事費の10%
- 工事費の20%
- 工事費の30%
- 予算上限に達すると受付終了
- 年度ごとの予算
- 先着順の受付
- 具体的な助成金の例
- 東京都大田区
- 神奈川県横浜市
- 埼玉県川越市
- 福岡県筑紫野市
- 助成金を確実に活用するためのポイント
- 最新年度の情報を必ず確認する
- 特に注意したいこと
- 着工前に必ず申請する
- 条件に詳しい第三者に相談する
- 外壁×塗装×助成金に関するよくある質問
- Q1. 外壁塗装の助成金は誰でも使えますか?
- Q2. 助成金と火災保険は併用できますか?
- Q3. 自分で申請できますか?
- 関連コラム一覧
このコラムのポイント3つ
工事前申請と最新年度の条件把握が活用のカギ
迷ったら第三者に相談することで取りこぼしを防げる
外壁塗装の助成金は自治体ごとの制度で、事前確認が不可欠
外壁塗装に助成金は使える?
現在、外壁塗装に対する助成金制度は存在しますが、国の統一制度はなく、主に各自治体が独自に設けているため、地域によって条件や金額が異なります。
外壁塗装は、住宅の維持管理や美観を保つために重要な工事ですが、その費用は決して安くはありません。
多くの住宅所有者が、外壁塗装を行う際に助成金を利用できるのか?と考えることでしょう。
国の統一制度はなく、多くは自治体独自の助成金
外壁塗装に関する助成金は、
国の政策に基づくもの
各自治体が独自に設けているもの
の二つに大別されます。
国の制度としては省エネリフォーム補助金があり、これには外壁塗装が含まれる場合もありますが、基本的には、
断熱改修

省エネ改修
を目的とした工事が対象です。

一方、自治体独自の助成金は、地域の特性やニーズに応じて設計されており、外壁塗装を含むリフォーム工事に対して支給されることが多いです。たとえば、
東京都
神奈川県
などの主要都市では、省エネ化を目的とした外壁塗装に対する助成金制度が整備されています。これにより、
防災対策

地域の景観維持
エネルギー消費の削減
を図ることが期待されています。
リフォーム・住宅改修・省エネ支援の一環として実施
外壁塗装に対する助成金は、
リフォーム
住宅改修
省エネ支援
の一環として実施されることが多いです。

具体的には、以下のような目的があります。
省エネ化を促進するため
外壁塗装に使用される、
断熱塗料
遮熱塗料
は住宅のエネルギー効率を向上させるため、助成金の対象となることが多いです。

出典:遮熱塗料とは | つくば市・土浦市の外壁塗装・屋根塗装
これにより、冷暖房の効率が改善され、光熱費の削減が期待されます。
地域の景観を維持するため
外壁塗装は、地域の美観を保つためにも大切です。
自治体は外壁塗装を助成することで、地域の景観を向上させることを目的としています。
防災対策のため
外壁塗装は、建物の耐久性を向上させるためにも必要です。
特に、老朽化した住宅の外壁を塗り替えることで、耐震性や防火性を高めることが可能です。
空き家対策

空き家の外壁塗装を助成することで、地域の活性化を図る自治体もあります。
空き家を活用するためのリフォーム助成金が設けられている場合、外壁塗装が対象となることがあります。
みんなの補助金コンシェルジュでは、外壁塗装で活用できる助成金についてもサポートしています。
外壁塗装の助成金は自治体ごとに異なります。
「自分の地域で使える助成金を今すぐ確認したい」という方は、ぜひお気軽にご相談ください。
外壁塗装の助成金の具体的な内容と条件とは?

外壁塗装に対する助成金の具体的な内容や条件は自治体によって異なりますが、一般的には以下のようなポイントが挙げられます。
助成金額
自治体によって異なりますが、一般的には10万円から20万円程度が多いです。
中には、特定の条件を満たすことで最大50万円以上の助成を受けられる場合もあります。
申請条件
助成金を受けるためには、いくつかの条件を満たす必要があります。
例)
申請者が税金を滞納していない
住宅が建築基準法に適合している
施工業者が市内に事務所を持っている
申請手続き
助成金の申請は、工事着工前に行う必要があります。
多くの自治体では先着順で予算が限られているため、早めの申請がおすすめです。
また、申請には必要書類の提出が求められます。
申請の流れと注意点
外壁塗装に対する助成金を申請する際の流れは、以下の通りです。
①情報収集
お住まいの自治体の助成金制度について、最新の情報を収集しましょう。
各自治体の公式ウェブサイトや窓口で確認してください。
②条件を確認する
助成金の条件を確認し、自分の住宅や工事内容が対象となるかをチェックしましょう。
③申請書類の準備をする
申請に必要な書類を準備してください。
一般的には、
工事の見積書
施工業者の情報
申請者の身分証明書
などが必要です。
申請手続きについて
工事着工前に、必要書類を提出して申請を行いましょう。
申請が受理されると、助成金の交付決定通知が届きます。
①工事を実施する
助成金の交付決定後に工事を実施してください。
工事が完了したら、実績報告を行いましょう。
②助成金を受け取る
工事が完了し、実績報告が受理されると、助成金が支給されます。
外壁塗装助成金の主な条件は?
外壁塗装に関する助成金制度は、住宅の維持管理や省エネ化を促進するために設けられています。
これらの助成金を受け取るためには、いくつかの条件を満たす必要があります。
以下に、主な条件を詳しく解説します。
条件①居住用住宅である

助成金を受けるための最も基本的な条件は、対象となる住宅が居住用であることです。
これは、助成金制度が住民の生活環境を向上させることを目的としているためです。
具体的には、以下のようなポイントが挙げられます。
居住者を確認する
申請者がその住宅に実際に居住していることが求められます。
賃貸住宅の場合、賃貸契約書などで居住者であることを証明する必要があります。
空き家の扱い
一部の自治体では、空き家の外壁塗装に対しても助成金を支給する場合がありますが、通常は居住用住宅が対象です。
空き家をリフォームして居住する予定がある場合は、事前に確認が必要です。
条件②市区町村内の業者を利用する
多くの自治体では、助成金を受けるための条件として、地元の業者に工事を依頼することが求められます。
これは地域経済の活性化を目的としており、以下のような理由があります。
地域経済を支援するため
地元業者を利用することで、地域の雇用を守り、経済を活性化させることが期待されています。
迅速なアフターフォローのため
地元業者は、施工後のアフターフォローが迅速であるため、住民にとっても安心です。
特に、外壁塗装は長期間にわたるメンテナンスが必要なため、地元業者との関係が大切です。
条件③工事前申請が必須なケースが多い
外壁塗装の助成金を受けるためには、工事を始める前に申請を行う必要があります。
これは、助成金制度が事前に計画されていることを前提としているためです。
具体的な流れは以下の通りです。
申請タイミングはいつ?
工事着工前に申請を行いましょう。
工事が始まった後に申請を行っても、原則として受理されません。
条件④必要書類を準備する
申請時には、
工事の見積書
施工業者の情報
申請者の身分証明書
など、必要な書類を準備する必要があります。
これにより、申請がスムーズに進むことが期待されます。
条件⑤税金の滞納がないこと
助成金を受けるためには、申請者が税金を滞納していないことが必須条件です。
これは、助成金が住民から集められた税金を財源としているため、納税状況が厳しく確認されます。
具体的には以下のような税金が対象です。
住民税
申請者本人だけでなく、同じ世帯の家族全員が対象となる場合があります。
固定資産税

不動産を所有している場合、固定資産税の滞納がないことが求められます。
国民健康保険税や自動車税

これらの税金も滞納がないことが条件です。
申請時には、納税証明書の提出が求められることが一般的ですので、事前に準備しておくとスムーズです。
条件⑥過去に同一制度を利用していない
多くの自治体では、過去に同じ助成金制度を利用していないことが条件です。
これは、同一の助成金を複数回受け取ることを防ぐためです。
具体的には以下のようなポイントがあります。
利用履歴を確認する
申請者が過去に同一の助成金を受け取った場合、一定期間が経過していないと再度申請することができません。
新たな申請のタイミングは?
過去に利用した場合は、次回の申請が可能になるまでの期間を確認してください。
外壁塗装の助成金でもらえる金額の目安

外壁塗装に関する助成金制度は、住宅の維持管理や省エネ化を促進するために設けられています。
こうした助成金を利用することで、外壁塗装の費用を大幅に軽減することが可能です。
以下では、助成金でもらえる金額の目安について詳しく解説します。
助成金の金額の目安はいくら?

外壁塗装に関する助成金の金額は、一般的に5万円~20万円程度が多いですが、自治体によってはそれ以上の金額が支給される場合もあります。
具体的には以下のような金額が一般的です。
5万円〜20万円
多くの自治体で設定されている上限額です。
たとえば、東京都の一部地域では、外壁塗装に対して最大20万円の助成金が支給されることがあります。
30万円以上
特定の条件を満たす場合、たとえば、
省エネ塗料を使用した
屋根と外壁を同時に施工する
などの場合には、上限が30万円に達することもあります。
工事費の◯%補助タイプ
助成金の支給方法には、工事費の一定割合を補助するタイプもあります。
この場合、工事費用の10%から30%が助成されることが一般的です。
具体的な例を挙げると以下のようになります。
工事費の10%
たとえば、工事費が100万円の場合、助成金は10万円です。
このように、工事費に応じて助成金が変動するため、実際の工事費用が高額になるほど助成金も増える可能性があります。
工事費の20%
一部の自治体では、工事費の20%を上限として助成金が支給されることもあります。
この場合、工事費が100万円であれば、助成金は20万円です。
工事費の30%
特定の条件を満たす場合、工事費の30%が助成されることもあります。
たとえば、環境対策として遮熱塗料を使用した場合などです。
予算上限に達すると受付終了
助成金制度は予算に基づいて運営されているため、予算の上限に達すると受付が終了することが多いです。
これにより、早めの申請が重要です。
具体的には以下のような点に注意してください。
年度ごとの予算
多くの自治体では年度ごとに予算が設定されており、予算がなくなり次第、助成金の受付が終了します。
したがって、申請を検討している方は、早めに行動することが求められます。
先着順の受付
一部の自治体では、助成金の申請が先着順で行われるため、早期に申請を行わないと、予算が終了してしまう可能性があります。
特に、年度の初めに予算が設定されるため、4月や5月に申請を行うことがおすすめです。
具体的な助成金の例
以下に、具体的な助成金の例をいくつか挙げます。
これにより、地域ごとの助成金制度の違いを理解できるでしょう。
東京都大田区

外壁塗装に対して助成金の上限が20万円で、工事費の10%が補助される制度がある。
神奈川県横浜市

遮熱塗料を使用した場合、最大30万円の助成金が支給されることがある。
埼玉県川越市

外壁塗装に対して、上限10万円の助成金が支給される制度がある。
福岡県筑紫野市

外壁塗装を含むリフォーム工事に対して、最大20万円の助成金が支給されることがある。
助成金を確実に活用するためのポイント
外壁塗装の助成金は、制度を正しく理解し、手順を守って進めることで初めて活用できます。
ここでは、助成金を逃さないために押さえておきたい重要なポイントを解説します。
最新年度の情報を必ず確認する
外壁塗装の助成金は、自治体ごと・年度ごとに内容が変わる制度です。
前年に実施されていた助成金が、今年度は終了していたり、補助金額や対象条件が変更されているケースも多くあります。
特に注意したいこと
申請期間
対象となる工事内容や塗料
予算上限(先着順・予算消化で終了)
これらは毎年見直されやすいため、昨年使えたから今年も大丈夫と自己判断せず、必ず最新年度の募集要項を確認してください。
着工前に必ず申請する
助成金を利用するうえで最も重要なのが、着工前に申請を完了させることです。
多くの自治体では、交付決定前に契約・着工した工事は、理由を問わず助成対象外となります。よくある失敗として、
工事を急いで先に進めてしまう
業者に勧められるまま契約してしまう
といったケースが見られます。
助成金を活用したい場合は、工事の緊急性が高くても、まずは申請可否の確認と手続きを優先しましょう。
条件に詳しい第三者に相談する
外壁塗装の助成金は、制度が複雑で分かりにくく、自己判断で進めると、
不備
申請漏れ
が起こりやすいのが実情です。特に、
必要書類は何か
申請のタイミングは問題ないか
自分の住宅や工事内容が対象になるか
といった点は、助成金制度に詳しい第三者に相談することで、ミスを未然に防ぐことが可能です。
自治体窓口に加え、助成金に詳しい専門サービスを活用することで、より確実に制度を活用しやすくなるでしょう。
外壁×塗装×助成金に関するよくある質問
Q1. 外壁塗装の助成金は誰でも使えますか?
A. いいえ。自治体ごとに所得・住宅条件・工事内容などの要件があります。
Q2. 助成金と火災保険は併用できますか?
A. 制度によっては可能ですが、自治体への事前確認が必要です。
Q3. 自分で申請できますか?
A. 可能ですが、書類不備や条件漏れで不採択になる例もあります。
関連コラム一覧
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監修者からのワンポイントアドバイス
外壁塗装の助成金で絶対にやってはいけないのが市役所へ申請する前に工事の契約をしてしまうことです。多くの自治体では、事前申請なしで着工すると全額対象外になります。また市内の業者を使うことが条件になるケースも多いため、見積もりの段階で必ず自治体の要件を確認しましょう。

補助金・助成金を専門とする行政書士として、補助金申請サポート実績300社以上を有する。 慶應義塾大学卒業後、大手製薬会社での経験を積んだ後、栃木県・兵庫県に行政書士事務所を開業。『事業再構築補助金』、『ものづくり補助金』、『IT導入補助金』をはじめ、地方自治体を含む幅広いジャンルの補助金に精通。リモートを中心に全国の事業者の補助金申請サポートを行っている。
