目次
ポイント
GMOサインは「デジタル化・AI導入補助金2026」の通常枠を活用して導入できる
補助率は1/2以内で、GMOサインの導入費用を実質半額程度に抑えられる
交付決定前の契約・支払いは補助対象外となるため注意が必要
GMOサイン導入に使える補助金は?
GMOサインの導入には、経済産業省が推進する「デジタル化・AI導入補助金2026」を活用できます。
この補助金は、中小企業や小規模事業者がITツールを導入し、業務効率化や生産性向上を図る際に利用できる制度です。
補助額は最大450万円、補助率は1/2以内で、要件を満たす場合は最大4/5まで引き上げられます。
GMOサインは、契約業務の効率化を支援するITツールとして補助金対象に登録されており、「通常枠」で申請できます。
2026年6月9日時点で補助金の対象となっているプランは以下のとおりです。
GMOサイン スタンダードプラン
GMOサイン ライトプラン
GMOサインとは?
GMOサインは、契約書の作成から締結、保管までをオンラインで完結できる電子契約サービスです。
主なメリットは以下のとおりです。
業務効率化:印刷・製本・郵送・押印などの作業が不要になる
コスト削減:郵送費や紙代、印紙税などのコストを削減できる
管理の効率化:契約書をクラウド上で保管・検索できる
高いセキュリティ:ISMAP登録やSOC2取得など、高水準のセキュリティ対策を実施
法令対応:電子帳簿保存法に対応しており、安心して利用できる
GMOサインは、契約業務の手間やコストを削減しながら、契約書の管理やセキュリティ対策を強化したい企業に適したサービスです。
GMOサイン導入するに使える通常枠の概要
デジタル化・AI導入補助金2026の通常枠は、中小企業や小規模事業者がITツールを導入し、業務効率化や生産性向上を目指す際に利用できる制度です。
補助額は、ITツールが対応する業務プロセス数によって決まります。
補助額 | 業務プロセス数 | 補助率 |
5万円~150万円未満 | 1プロセス以上 | 1/2以内 |
150万円~450万円以下 | 4プロセス以上 | 1/2以内 |
※一定の賃上げ要件を満たす場合は補助率が2/3以内に引き上げられます。
GMOサイン(スタンダードプラン・ライトプラン)は、「総務・法務・統合業務」の1プロセスに対応するツールとして登録されています。
そのため、補助額5万円~150万円未満の区分で申請します。
GMOサインを通常枠で導入できる条件
補助金を活用してGMOサインを導入するには、主に以下の条件を満たす必要があります。
日本国内に本社・事業所を持つ中小企業または小規模事業者である
契約業務のデジタル化による業務効率化や生産性向上を目的としている
登録されたIT導入支援事業者を通じてGMOサインを導入する
通常枠で申請する
GMOサイン スタンダードプランを導入した場合の費用例は以下のとおりです。
導入費用:288,000円(税別)
補助率:1/2
補助金額:144,000円
実質負担額:144,000円
補助金を活用することで、年間約29万円の導入費用を実質約14万円に抑えられます。
デジタル化・AI補助金の申請の流れ
申請から補助金受取までの流れは以下のとおりです。
gBizIDプライムを取得する
IT導入支援事業者と導入ツールを選ぶ
オンラインで交付申請を行う
審査後、交付決定を受ける
交付決定後に契約・導入・支払いを行う
実績報告を提出する
補助金を受け取る
なお、交付決定前に契約や支払いを行うと補助対象外となるため注意しましょう。
GMOサイン導入事例
デジタル化・AI導入補助金2026を活用してGMOサインを導入し、契約業務の効率化を実現した企業の事例を紹介します。
本補助金は、ソフトウェア利用料だけでなく、導入支援や運用サポートの費用も補助対象となる点が特徴です。
導入前の課題
同社では電子契約の導入を検討していましたが、業務フローの見直しや社内ルールの整備に不安を抱えていました。
特に、電子契約に対応した運用方法の構築や社内規程の改訂について、専門的なサポートを必要としていました。
導入時の取り組み
そこで、GMOサインとあわせて導入支援サービスを利用しました。
専門スタッフのサポートを受けながら、契約業務の流れを見直し、社内ルールを整備。
補助金を活用することで、導入費用だけでなく体制構築にかかる費用も抑えることができました。
導入後の成果
社内ルールの整備をスムーズに進められたことで、電子契約への移行を円滑に実現しました。
現在は業務委託契約書などの締結に活用しており、郵送や押印の手間がなくなったことで契約締結までの時間を大幅に短縮しています。
このように、デジタル化・AI導入補助金を活用すれば、GMOサインの導入費用だけでなく、運用体制の構築に必要な支援費用も補助対象となります。
専門家のサポートを受けながら電子契約を導入したい企業にとって、有効な活用方法といえるでしょう。
GMOサインをデジタル化・AI補助金で導入する際の注意点
デジタル化・AI導入補助金を活用してGMOサインを導入する際は、以下の3点に注意しましょう。
1. 通常枠で申請する
GMOサイン(スタンダードプラン・ライトプラン)は、現在の登録情報ではインボイス対応ツールではありません。
そのため、インボイス枠ではなく「通常枠」で申請する必要があります。
申請枠を誤ると不採択となる可能性があるため、事前に対象枠を確認しておきましょう。
2. 交付決定前に契約・支払いをしない
補助金を利用する場合は、交付決定前の契約や支払いは補助対象になりません。
導入を急ぐあまり先に契約してしまうと、補助金を受け取れなくなるため注意が必要です。
申請は以下の流れで進めます。
IT導入支援事業者へ相談・申請
事務局による審査
交付決定
契約・導入・支払い
必ず交付決定後に契約を行いましょう。
3. IT導入支援事業者を通じて申請する
デジタル化・AI導入補助金は、事業者単独では申請できません。
事務局に登録されたIT導入支援事業者と共同で申請する必要があります。
登録されていない販売店から購入した場合は補助対象外となるため、事前に登録事業者かどうかを確認しましょう。
また、申請にはgBizIDプライムの取得などの事前準備も必要です。
取得まで時間がかかる場合があるため、余裕を持って準備を進めることをおすすめします。
デジタル化・AI補助金に登録されているGMO製品
デジタル化・AI導入補助金2026には、GMOサイン以外にも複数のGMOグループ製品が登録されています。
2026年6月9日時点で登録されている主な製品は以下のとおりです。
製品名 | 申請枠 |
コエテコマネージャー byGMO ベーシックプラン | インボイス枠 |
GMOマーケティングDX LINE公式アカウント ライトプラン | 通常枠 |
GMOマーケティングDX Instagramダイレクトメッセージ ライトプラン | 通常枠 |
GMOマーケティングDX Instagramダイレクトメッセージ スタンダードプラン | 通常枠 |
コエテコマネージャー byGMOは、月謝の自動決済機能などを備えたスクール運営向けシステムで、インボイス枠の対象となっています。
一方、GMOマーケティングDXシリーズは、LINEやInstagramを活用した顧客対応や集客業務を効率化するツールとして、通常枠で申請できます。
GMOサイン以外にも、自社の業務内容に合ったITツールが補助対象となる場合があるため、申請前に対象製品を確認しておきましょう。
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監修者からのワンポイントアドバイス
GMOサインの導入には、デジタル化・AI導入補助金2026の通常枠が活用できます。補助率1/2以内の支援を受けられるため、契約業務のペーパーレス化やコスト削減を実質半額程度の負担で実現する絶好の機会です。申請に向けた注意点としてGMOサインはインボイス枠ではなく通常枠での申請となる点があります。

補助金・助成金を専門とする行政書士として、補助金申請サポート実績300社以上を有する。 慶應義塾大学卒業後、大手製薬会社での経験を積んだ後、栃木県・兵庫県に行政書士事務所を開業。『事業再構築補助金』、『ものづくり補助金』、『IT導入補助金』をはじめ、地方自治体を含む幅広いジャンルの補助金に精通。リモートを中心に全国の事業者の補助金申請サポートを行っている。

